困りごとというよりは、特徴なのかもしれませんが、部分緘黙(かんもく)もあります。
緘黙とは?
緘黙と話しをすることはできるのに言葉を出さないことです。アインシュタインも子供のころは言葉を発しなかったという逸話があるようです。彼曰く、「言葉を発しなくても困らなかったから話しをしなかった」とのことらしいですが。
我が家の娘は家の中では私たちと会話をしますし、ひとり言も発しています。ですが、家から一歩外へ出ると、言葉が出てきません。出せないというよりは、意識的に言葉を発しないという状況、つまりは部分的に緘黙になるのです。
緘黙の原因は療育施設?
幼いころ(5才くらい)は、家のなかでも外出していても会話をしていました(会話のレベルは5才という年齢相応からは低かったですが)。
この当時、療育施設に通所していました。娘以外にもいろいろな障害を持つたくさんの子供さんが通っていました。その中には、声を出せなかったり会話がうまくできなかったりする子供さんがいラシャいました。
娘はそれを見て「障害があったら話しをしてはいけないんだ」と思い込んだようで、ある時を境にしてぱったりと施設で言葉を発しなくなったようです。
部分緘黙も困りごと、iPadで対応中です
学校や通所施設でも当然、言葉を発しませんので、先生方や施設の方とのコミュニケーションが取りづらい状態です。自分の言いたいこと、やりたいこと、助けてほしいことなどが伝わらず、それがイライラの原因になっていることもあるようです。
現在、iPadに入力した文字を読み上げるアプリを入れていて、それを使って自分の意思を伝えるようにしています。ただ、入力に時間がかかるので(口に出すよりも入力する方が時間がかかるのです)、思うようには伝えられないようですが、先生方の協力もあってなんとか頑張っているようです。